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COLUMNオフショア開発の基礎知識

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なぜオフショアか

なぜオフショアか

前回のコラムでは「オフショア開発の真実」と題して、思ったより安くはならないオフショア開発の本音の所を書かせていただきました。

 

そのような金銭的メリットの薄い状況でもオフショア進出している企業が後を絶たないのは、単純に直近で稼働できる労働力が不足しており、今後も少子化等により、その傾向が強まる事が明らかになっているからに過ぎません。
また、オフショア先である各国IT企業の受け入れ体制もここ数年の蓄積により整備が進んでおり、日本国内の状況とオフショア先の状況がマッチしている、という事になります。

 

以下、詳細な説明になります。

 

IT受託開発に近いお仕事の方でしたら、スマートフォンゲーム開発バブルが絶頂期だった2012年頃が記憶に新しいかと思いますが、Javaで業務系アプリを作っていたエンジニア達が目新しさと高額な給与を得るべく、挙ってC#でUnity(ゲーム向けフレームワーク)アプリを書いていました。当然ながら業務系の案件からは人が抜けて不足し、技術者が売り手市場となった後は人件費も鰻登りの状況でした。

 

そういった状況も2015年には一段落し、企業の淘汰も進んで人も戻ってくるかと思いきや、この状況を見越していた企業も多く、人余りどころか人手不足に拍車が掛かっている状況です。その状況で景気が若干回復、案件数が増加している昨今ではありますが、仕事はあれど人手はないため請けられず、というジレンマに陥っている企業が多いのではないでしょうか。

 

パートナーから人が借りられないなら直接自社で採用、という風に舵を切るのもリスキーではあります。2020年以降の景気減速は織り込み済みですし、採用は簡単でも首切りはとても難しいのが日本です。受注と人員のバランスが崩れることを考えると、採用に踏み切れない企業が多いのではないでしょうか。

 

ならば、と海外に白羽の矢が立ったのは遡ること20年、90年代末よりインドへのオフショア委託が流行していたのを覚えておられる方も多いかと思います。当時は単純に安く知性の高い(インドでは2桁の掛け算を暗記している等、話題になりましたね)労働力として扱われていました。インドへの発注は日本では下火になっていますが、英語圏からの委託は今でも好調のようです。皆様が日常的に使っておられるアレやコレも、意外とインドで作られていたりします。

 

その後日本からの発注は韓国、中国、ベトナムへと広がっていきました。近年では中国と東南アジアに落ち着きつつあります。他にも人件費が安く教育レベルの高い国はありますが、距離が遠くなるほど時差の影響が大きくなりSkype等を用いたリアルタイムのコミュニケーションが難しくなります。バグが出て緊急対応を、というタイミングで先方が深夜ではお話になりません。

 

中国でのオフショアが本格化したのはここ7〜8年程度、ベトナムに至ってはここ3〜5年程度(更に早くから着手していた資金力のある企業も例外的に存在します)で、ごく最近の話です。気軽に使えるような状況になったのはここ数年ですが、受け入れ側の準備は整ってきています。

 

そういった外の状況と、日本側の労働者不足等をはじめとした状況がマッチし、「フレキシブルに使える人員の供給源」としてのオフショアが必要とされている訳です。

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