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COLUMN各国のオフショア事情

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V-NEXTインタビュー(前編)

今回は、ベトナム・ハノイに拠点を置き、日本向けにシステム開発サービスを提供されているV-NEXTさんにお話を伺いました。
インタビューにお答え頂いたのは同社代表のソン社長です。
今回は前編になります。

― まずは御社についてご説明ください。

V-NEXTは2008年に設立し、日本のお客様にコンサルティングと手頃な価格でシステムの開発サービスを展開するために設立されました。G-NEXTという親会社のサポート業務からスタートし、現在8期目になりました。

 

発足当時は5人のメンバーでしたが、現在は70人のメンバーになり、今日までに対応した案件は200件以上になります。

 

一番大きな案件では100人月といった規模で案件を担当させて頂きました。当初は親会社であるG-NEXTからの仕事が多かったのですが、2012年頃からは直接V-NEXTへ依頼がくるまでに成長しました。

 

2015年3月にISO9001、ISO27001を取得し、今後もお客様に安心・安全のサービスを提供出来ることに自信がございます。

― ありがとうございます。システム開発では日本向けのビジネス、ベトナム国内のビジネス等があると思いますが、顧客の国比率はいかがでしょうか。

現在はほぼ100%日本市場に集中しています。
IPAのレポートによると2013年はITアウトソーシングのうち海外へ発注されたのは全体の3%という状況で、オフショア開発の可能性は非常に大きいと感じています。海外でのアウトソーシングの比率は20%がベトナム市場、中国が70%、最近はインドも進出してきました。

 

そういう状況で、ベトナムは日系企業に対して大きな戦略パートナーになるだろうと考えております。中国も最近の経済状況含めて良くなっていると思いますが、ベトナムのほうがより良いパートナーが見つかると思います。そういった状況の中でこれからも日本市場を中心に開拓していきたいと考えております。

― 次はエンジニアリングに関してになります。開発プロセスにおいてSCRUMを採用されているとのことですが、日本国内でもSCRUMをやっているところは然程多くはないと思います。実際に、どのように運用や教育をされているのでしょうか。

まず、なぜSCRUMを導入したかという理由ですが、近年、技術の発展と後退が著しくなっています。
一昔前なら技術は10年20年と使われ続けていますが、近年では2、3年で新しい技術が出てきています。
お客様のニーズも近年変わってきており、高品質且つスピーディに製品やサービスを市場に出し、お客様の反応をみながら開発を行うのが主流になってきています。
昔ながらの完成してから市場に出し、お客さんの反応を見るやり方では、かなりのコストと時間がかかります。
開発しつつ反応を確認しながら都度作り直すというプロセスを実現するには、SCRUMが一番フィットすると考えております。更にコスト削減が可能で、工期も短縮できます。そういったことを考慮した上でSCRUMを導入しました。

 

ベトナムでSCRUMの普及を手掛けておられるスクラムマスターにもバックアップを頂き、来社いただいた上でプロセスをSCRUMに直すといった作業を半年程度実施しました。弊社はハノイでは最も早いSCRUM導入企業となりました。

 

年に1度、各企業でベトナムにSCRUMをどのように導入していくかのセミナーが開催されています。嬉しいことに、最初に導入した弊社の事例がよく挙げられています。2013年の後半にはプロセスが完成し、2014年からは本格的に実施しています。

 

昔かたぎの開発者はSCRUMの採用に抵抗感があるようで、そこを変えていくのは大変です。しかし若者の多いベトナムでは1年という期間で実現できました。日本で同じように1年で変えるというのは難しいですよね。

― 既存のやり方がありますからね。

 現在では紙やボード(カンバン)がないと仕事ができないというくらい、定着しています。その上でSCRUMの効果として弊社で観察できている事実が幾つかあります。

 

一つ目は、メンバーの学習能力が上がるということ。少人数のチームで取り組むことによって、多くの経験を得ています。

 

二つ目は、ウォーターフォール方式の場合、プロセスをしっかり理解したPMが必須になります。そのため、スケールアップした際にPMが大量に必要になり組織を大きくすることができません。SCRUMではPMの作業が単純化され、次のPMも育てやすくなります。

 

過去には4つのリリースがあったら4週間かけ、月1度にまとめてリリースを行っていましたが、今では1ヶ月に4回のリリースも実現できます。確認する上でお客様の負荷は多少上がりますが、成果物を早く確認できるというメリットがあります。資料の量も減りました。

 

SCRUMの話はいくらでも熱く語れます。

 

―――(一同笑い) 

 

(後編へ続く)

 

V-NEXTインタビュー(後編)に続く

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